マルグリット・ロンのフォーレ [CD♪]
ロン女史の本を読んでいたら
演奏が聴きたくなりました。
レガートが美しいのはもちろんのこと
フレーズがなめらかで対位法の歌い方が
さすがです。
フォーレの初演を数多くおこなっただけは
ありますね。
ロン女史の書いた「ラヴェル」「ドビュッシー」は
とても参考にさせていただいていますが
フォーレに関する本はまだ読んでいないので
近々探してみたいと思います。
サン=サーンスピアノ協奏曲第5番 [CD♪]
サン=サーンスのピアノ協奏曲第5番ヘ長調。
1896年の作品です。
サン=サーンスのピアニストデビュー50周年を
祝う作品だとか。
音楽以外にも多才なサン=サーンスでしたが
61歳でそのキャリアはすごいですね。
エジプトに滞在したときに書かれたといわれ、
「エジプト風」と呼ばれています。
第1楽章はソナタ形式
さわやかな朝を感じる導入の次にピアノで主題が
提示されます。
細かいピアノのパッセージも印象的。
経過をへて第2主題はニ短調。
今度は切ない思いにとらわれながらも光を失わない
そんなメロディーです。
オーケストラ主導の展開部からピアノへ。
その流れもドラマティック。
再現部の第1主題のピアノのパッセージは綺麗。
第2主題もとてもピアニスティック。
充実した第1楽章です。
第2楽章
オーケストラの弦楽器のトゥッティから
エキゾチックなメロディーへ。
次々と異国情緒あふれる美しいメロディーがでてきます。
中間部はピアノで歌われるト長調のメロディーが美しい。
風景や男女・・・いろいろな情景が浮かぶような第2楽章です。
第3楽章
打楽器とピアノで始まる第3楽章は華やか。
続いてピアノで提示される主題も楽しく踊るよう。
魅力的なメロディーがあらわれます。
移り変わりながら提示される第2主題はト長調。
テンポよく、楽器を変えながら流れるように歌われます。
激しい展開部は何かがはじけるようなピアノと
オーケストラのコントラストが印象的。
再現部は圧縮されています。
最後の巻き上げていく感じはピアノの技巧の華やかさが
目立つけれどわくわくする楽しさ。
劇的で雄大な何かを感じさせられる第3楽章です。
ピアノの華やかなところや聴かせどころも多く
とても楽しめるピアノ協奏曲ですね。
チッコリーニ氏のピアノはとにかくすごかった!!!
圧巻です。
1896年の作品です。
サン=サーンスのピアニストデビュー50周年を
祝う作品だとか。
音楽以外にも多才なサン=サーンスでしたが
61歳でそのキャリアはすごいですね。
エジプトに滞在したときに書かれたといわれ、
「エジプト風」と呼ばれています。
第1楽章はソナタ形式
さわやかな朝を感じる導入の次にピアノで主題が
提示されます。
細かいピアノのパッセージも印象的。
経過をへて第2主題はニ短調。
今度は切ない思いにとらわれながらも光を失わない
そんなメロディーです。
オーケストラ主導の展開部からピアノへ。
その流れもドラマティック。
再現部の第1主題のピアノのパッセージは綺麗。
第2主題もとてもピアニスティック。
充実した第1楽章です。
第2楽章
オーケストラの弦楽器のトゥッティから
エキゾチックなメロディーへ。
次々と異国情緒あふれる美しいメロディーがでてきます。
中間部はピアノで歌われるト長調のメロディーが美しい。
風景や男女・・・いろいろな情景が浮かぶような第2楽章です。
第3楽章
打楽器とピアノで始まる第3楽章は華やか。
続いてピアノで提示される主題も楽しく踊るよう。
魅力的なメロディーがあらわれます。
移り変わりながら提示される第2主題はト長調。
テンポよく、楽器を変えながら流れるように歌われます。
激しい展開部は何かがはじけるようなピアノと
オーケストラのコントラストが印象的。
再現部は圧縮されています。
最後の巻き上げていく感じはピアノの技巧の華やかさが
目立つけれどわくわくする楽しさ。
劇的で雄大な何かを感じさせられる第3楽章です。
ピアノの華やかなところや聴かせどころも多く
とても楽しめるピアノ協奏曲ですね。
チッコリーニ氏のピアノはとにかくすごかった!!!
圧巻です。
サン=サーンスピアノ協奏曲第4番 [CD♪]
現在でもよく弾かれる第4番ハ短調は
エキゾチックなテーマが印象的です。
1875年の作品。
この曲は循環形式を使っていて
大きな2楽章形式という形です。
第1楽章は循環主題が交代で演奏され
変奏されていきます。
第2部は変イ長調で木管楽器が
ゆったりと循環主題Ⅱを歌います。
循環主題Ⅲが提示され広がります。
第2楽章は細かく分けると3つになります。
ハ短調、ピアノの導入で始まります。
そして循環主題がオーケストラにあられます。
次にピアノでくる主題が印象的。
オーケストラとのかけあいも楽しい。
それからゆったりと歌われる部分が2つめ。
循環主題がでてきます。
しっとりとした感じから盛り上がり次へ。
そのあとはテンポもよいハ長調。
ピアノが循環形式Ⅱを提示してオーケストラに
引き継がれていきます。
ハ長調らしい感じの明るいフィナーレです。
CDは引き続き
エキゾチックなテーマが印象的です。
1875年の作品。
この曲は循環形式を使っていて
大きな2楽章形式という形です。
第1楽章は循環主題が交代で演奏され
変奏されていきます。
第2部は変イ長調で木管楽器が
ゆったりと循環主題Ⅱを歌います。
循環主題Ⅲが提示され広がります。
第2楽章は細かく分けると3つになります。
ハ短調、ピアノの導入で始まります。
そして循環主題がオーケストラにあられます。
次にピアノでくる主題が印象的。
オーケストラとのかけあいも楽しい。
それからゆったりと歌われる部分が2つめ。
循環主題がでてきます。
しっとりとした感じから盛り上がり次へ。
そのあとはテンポもよいハ長調。
ピアノが循環形式Ⅱを提示してオーケストラに
引き継がれていきます。
ハ長調らしい感じの明るいフィナーレです。
CDは引き続き
サン=サーンスピアノ協奏曲第3番 [CD♪]
サン=サーンスのピアノ協奏曲第3番。
第3番は変ホ長調で1869年作曲・初演です。
第1楽章はModerato assai
主題が様々な調性を経て変化していきます。
途中にピアノの長いカデンツァが入るという
変わった形式をしています。
最後はカデンツァ、コーダで締めくくる
鮮やかな終わり方です。
第2楽章はAndante
序奏が幻想的。
弦楽器で第1主題がゆったり奏でられ、
ピアノで第2主題が歌われます。
和音の変化や終結がハッとさせられたり
オーボエのメロディーが美しいなど
印象的なところはとても多い2楽章。
そして切れ目なく第3楽章へ。
第3楽章Allegro ma non troppoに入っていきます。
そこのパッセージは華やかで魅力的。
ゆったりと歌われるメロディーも幸せを
感じさせてくれます。
CDは引き続き
ピアノ:チッコリーニ氏
ボド指揮パリ管弦楽団
他のサン=サーンスのピアノ協奏曲以上に
ピアニストの音楽性と力量が問われる1曲と
いえそうです。
第1楽章も美しく歌えないと長く感じるし
第2楽章も音色が際立っていないとその曲の
よさが引き出されません。
そして特に第3楽章は作りがシンプルなので歌い方で
天と地との差がでてしまいますね。
私はこの第3楽章、大好きです。
あまりよい評価でなく現在は演奏される機会も
少ないサン=サーンスのピアノ協奏曲第3番。
この演奏を聴いたら
再評価されるのではないかしら?
聴いて楽しい!という気持ちになるピアノ協奏曲です。
第3番は変ホ長調で1869年作曲・初演です。
第1楽章はModerato assai
主題が様々な調性を経て変化していきます。
途中にピアノの長いカデンツァが入るという
変わった形式をしています。
最後はカデンツァ、コーダで締めくくる
鮮やかな終わり方です。
第2楽章はAndante
序奏が幻想的。
弦楽器で第1主題がゆったり奏でられ、
ピアノで第2主題が歌われます。
和音の変化や終結がハッとさせられたり
オーボエのメロディーが美しいなど
印象的なところはとても多い2楽章。
そして切れ目なく第3楽章へ。
第3楽章Allegro ma non troppoに入っていきます。
そこのパッセージは華やかで魅力的。
ゆったりと歌われるメロディーも幸せを
感じさせてくれます。
CDは引き続き
ピアノ:チッコリーニ氏
ボド指揮パリ管弦楽団
他のサン=サーンスのピアノ協奏曲以上に
ピアニストの音楽性と力量が問われる1曲と
いえそうです。
第1楽章も美しく歌えないと長く感じるし
第2楽章も音色が際立っていないとその曲の
よさが引き出されません。
そして特に第3楽章は作りがシンプルなので歌い方で
天と地との差がでてしまいますね。
私はこの第3楽章、大好きです。
あまりよい評価でなく現在は演奏される機会も
少ないサン=サーンスのピアノ協奏曲第3番。
この演奏を聴いたら
再評価されるのではないかしら?
聴いて楽しい!という気持ちになるピアノ協奏曲です。
サン=サーンスピアノ協奏曲第2番 [CD♪]
さて引き続きサン=サーンスのピアノ協奏曲第2番。
第2番はト短調。
1868年の作曲、初演です。
第1楽章はバッハのトッカータを思わせる即興的で
長いカデンツァのピアノから始まります。
構成がしっかりとしたソナタ形式。
第2楽章はスケルツァンド的。
緩やかに歌うところがなんともいえず素敵。
踊っている情景が目に浮かぶようです。
ピアノとオケの掛け合いの妙も楽しめます。
第3楽章はソナタ形式。
衝撃的な導入から情熱的な主題が始まります。
1、2楽章は素晴らしいけれどフィナーレは
ちょっと物足りない、と日本の某大御所の先生が
おっしゃられましたが決してそんなことは
ないと思います。
第3楽章は燃焼する魅力がありますよね。
リストはこの曲を評価していたし
ビゼーがソロ用に編曲したりしていることからも
充実度が伺えるでしょう。
第2番はト短調。
1868年の作曲、初演です。
第1楽章はバッハのトッカータを思わせる即興的で
長いカデンツァのピアノから始まります。
構成がしっかりとしたソナタ形式。
第2楽章はスケルツァンド的。
緩やかに歌うところがなんともいえず素敵。
踊っている情景が目に浮かぶようです。
ピアノとオケの掛け合いの妙も楽しめます。
第3楽章はソナタ形式。
衝撃的な導入から情熱的な主題が始まります。
1、2楽章は素晴らしいけれどフィナーレは
ちょっと物足りない、と日本の某大御所の先生が
おっしゃられましたが決してそんなことは
ないと思います。
第3楽章は燃焼する魅力がありますよね。
リストはこの曲を評価していたし
ビゼーがソロ用に編曲したりしていることからも
充実度が伺えるでしょう。
サン=サーンス ピアノ協奏曲第1番 [CD♪]
サン=サーンスのピアノ協奏曲ニ長調。
1958年の作という説と1965年作という説があります。
いずれにしてもサン=サーンスが20代で書いた、
初めてのピアノ協奏曲です。
第一楽章は管楽器の山を思わせる
呼びかけのようなフレーズで始まります。
ニ長調らしくのどかで広がりを感じます。
でもサン=サーンスらしい華やかさがありますね。
アルペジオも駆使されて鮮やかです。
第二楽章はト短調。
ピアノ主導でオーケストラが伴奏する形。
物憂げな旋律がしっとりと歌われて
随所にエキゾチックな香りが漂います。
第三楽章はニ長調。
華やかなカデンツァで幕開け。
オーケストラとの掛け合いが華やかで
何かの祭典のよう。楽しく盛り上がります。
協奏曲の楽しみという点において
モーツアルト以来の協奏曲のスタイルを
受け継いでいるような印象でしょうか。
難しく考えずに楽しめる作品です。
明るくなりたいときにおすすめ♪
演奏はピアノ アルド・チッコリーニ
セルジュ・ボド指揮 パリ管弦楽団です。
1958年の作という説と1965年作という説があります。
いずれにしてもサン=サーンスが20代で書いた、
初めてのピアノ協奏曲です。
第一楽章は管楽器の山を思わせる
呼びかけのようなフレーズで始まります。
ニ長調らしくのどかで広がりを感じます。
でもサン=サーンスらしい華やかさがありますね。
アルペジオも駆使されて鮮やかです。
第二楽章はト短調。
ピアノ主導でオーケストラが伴奏する形。
物憂げな旋律がしっとりと歌われて
随所にエキゾチックな香りが漂います。
第三楽章はニ長調。
華やかなカデンツァで幕開け。
オーケストラとの掛け合いが華やかで
何かの祭典のよう。楽しく盛り上がります。
協奏曲の楽しみという点において
モーツアルト以来の協奏曲のスタイルを
受け継いでいるような印象でしょうか。
難しく考えずに楽しめる作品です。
明るくなりたいときにおすすめ♪
演奏はピアノ アルド・チッコリーニ
セルジュ・ボド指揮 パリ管弦楽団です。
サン=サーンス ピアノ協奏曲 [CD♪]
24の前奏曲 [CD♪]
Image Ⅰ [CD♪]
ベスト・オブ・サティ [CD♪]
ブザンソン1950年9月16日 [CD♪]
チッコリーニ/ライヴ録音CD [CD♪]
今日の1枚 [CD♪]
ショパン:ピアノ協奏曲第1番&モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番
- アーティスト: リパッティ(ディヌ),ショパン,モーツァルト,アッカーマン(オットー),カラヤン(ヘルベルト・フォン),チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団,ルツェルン音楽祭管弦楽団
- 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
- 発売日: 2007/09/26
- メディア: CD
今日はヴァイオリン曲♪ [CD♪]
ふと頭の中にフランクのヴァイオリンソナタが流れはじめ
ティボーのヴァイオリンで聴いています。
フランクのヴァイオリンソナタは熱があってねっとりとした
魅力があって大好きです。
でもねっとり・・・なのであまり暑いときに聴きたいタイプの
曲ではない気がしますが。
まあ、それはおいておいて。
聴き始めるとやはり何かがしっくりきます。
パズルの最後のピースがはまったような、
そんな感じ。
何を欲していたのかな、私の心は。
それを問いかけながら
また聴いています。
心に潤いをもらいながら・・・。
ティボーのヴァイオリンで聴いています。
フランクのヴァイオリンソナタは熱があってねっとりとした
魅力があって大好きです。
でもねっとり・・・なのであまり暑いときに聴きたいタイプの
曲ではない気がしますが。
まあ、それはおいておいて。
聴き始めるとやはり何かがしっくりきます。
パズルの最後のピースがはまったような、
そんな感じ。
何を欲していたのかな、私の心は。
それを問いかけながら
また聴いています。
心に潤いをもらいながら・・・。
ヴァルトシュタイン♪ [CD♪]
今日はなぜか突然ベートーヴェンのソナタ第21番
通称「ヴァルトシュタイン」が頭の中をめぐり始めました。
しばらく聴いていないこの曲。
何かに呼ばれた?
というわけで聴いてみることに。
手元にあるのはバックハウスとチッコリーニという両巨匠。
私の今日の気分というか、頭の中に流れてきたのが
イメージでいうとチッコリーニ氏に近かったのでセレクト
してみました。
チッコリーニ氏のベートーヴェン全集を手に入れたけれど
時間をかけて大事に聴いているために
意外や意外、氏のワルトシュタインは初めてです。
「ヴァルトシュタイン」
ピアノソナタ第21番作品53ハ長調。
1803年から4年にかけての作曲。
ヴァルトシュタイン伯に献呈されたために
この名前があります。
第1楽章はソナタ形式。
勇ましい主題はエネルギッシュ。
第2主題が雄大な響きを作り出します。
第2主題はアダージョ・モルト
序奏的楽章ですが音楽は
深く訴えてくるものがあります。
第3楽章はロンド。
明るく伸びやかでいろいろな変化とともに
壮大なスケールを感じさせてくれる楽章。
やっぱり名曲ですね。
チッコリーニ氏の演奏はさすが!
特にロンドはその構築と流れ、音色の変化ともに
ほかの追随をゆるさないくらい。
お見事です。
何だか弾きたくなっちゃいました。
3楽章のあのオクターヴをどう弾くか、が
悩めるところですが。
みなさんはどう弾いているんでしょうね。
片手のオクターヴグリッサンドを
とにかく頑張る?
それとも両手に分けてグリッサンド?
はたまたそのまま?
通称「ヴァルトシュタイン」が頭の中をめぐり始めました。
しばらく聴いていないこの曲。
何かに呼ばれた?
というわけで聴いてみることに。
手元にあるのはバックハウスとチッコリーニという両巨匠。
私の今日の気分というか、頭の中に流れてきたのが
イメージでいうとチッコリーニ氏に近かったのでセレクト
してみました。
チッコリーニ氏のベートーヴェン全集を手に入れたけれど
時間をかけて大事に聴いているために
意外や意外、氏のワルトシュタインは初めてです。
「ヴァルトシュタイン」
ピアノソナタ第21番作品53ハ長調。
1803年から4年にかけての作曲。
ヴァルトシュタイン伯に献呈されたために
この名前があります。
第1楽章はソナタ形式。
勇ましい主題はエネルギッシュ。
第2主題が雄大な響きを作り出します。
第2主題はアダージョ・モルト
序奏的楽章ですが音楽は
深く訴えてくるものがあります。
第3楽章はロンド。
明るく伸びやかでいろいろな変化とともに
壮大なスケールを感じさせてくれる楽章。
やっぱり名曲ですね。
チッコリーニ氏の演奏はさすが!
特にロンドはその構築と流れ、音色の変化ともに
ほかの追随をゆるさないくらい。
お見事です。
何だか弾きたくなっちゃいました。
3楽章のあのオクターヴをどう弾くか、が
悩めるところですが。
みなさんはどう弾いているんでしょうね。
片手のオクターヴグリッサンドを
とにかく頑張る?
それとも両手に分けてグリッサンド?
はたまたそのまま?
ショパンのワルツ♪ [CD♪]
再びショパンのワルツを研究中。
私の愛聴盤は何度も紹介していますが
今のところこの2枚です。
ピレシュはワルツの番号順ではなく
リパッティと同じ順番にしています。
それは調性への配慮のみならず
リパッティへの敬意の念が
あったからかもしれません。
個性は違う二人ですが
どちらも魅力溢れる素敵なワルツです。
私の愛聴盤は何度も紹介していますが
今のところこの2枚です。
ピレシュはワルツの番号順ではなく
リパッティと同じ順番にしています。
それは調性への配慮のみならず
リパッティへの敬意の念が
あったからかもしれません。
個性は違う二人ですが
どちらも魅力溢れる素敵なワルツです。
シューマン・グランドソナタop.14♪ [CD♪]
今日はシューマン。
チッコリーニ氏のピアノで
収録されているのは
「ウィーンの謝肉祭への道化」
「森の情景」
「グランドソナタ」
最初からチッコリーニ氏のピアノの魅力に
ぐいぐい引き込まれてしまいます。
シューマンがあまり得意ではない人にも
おすすめ。
シューマンの魅力を発見できる一枚です。
その中で今日のメインは
「グランドソナタ」第3番作品14嬰へ短調
クララの動機を使って作られている曲です。
管弦楽のない協奏曲という副題のように
華やかでいろいろな輝きを聴かせてくれます。
シューマンのクララへの熱い思いが
現れている曲。
チッコリーニ氏がシューマンのソナタの中で
この曲を選んだのがわかる気がしました。
オーケストラ的な響きで迫ってきます。
激しい1楽章は冒頭からぐっとつかまれ
引き込まれてしまいます。
第1主題と第2主題の対比もお見事です。
細かい音の輝きがとにかくすごい。
スケルツォの2楽章はとても立体的。
音とメロディーの陰影で見え方が
こんなに変わるのだなあと実感。
3楽章は「クララのロマンス」を主題にした
バリエーション。
そのの切ない旋律の歌い方、変化。
心に深くしみこんできます。
フィナーレの躍動感と細かい音色の
変化の素晴らしさ!
思わず感嘆!
じっくり・・・
聴き惚れてしまいました。
Bravo!!
リパッティ♪ [CD♪]
今日はリパッティを聴きたい気分。
- アーティスト: リパッティ(ディヌ),エネスコ,バッハ,スカルラッティ,ショパン,リスト,ラヴェル,ヘス,ケンプ,ブゾーニ
- 出版社/メーカー: TOSHIBA-EMI LIMITED(TO)(M)
- 発売日: 2007/08/22
- メディア: CD
D・スカルラッティ♪ [CD♪]
最近、特に聴くのも弾くのも好きな
ドメニコ・スカルラッティ。
長調の曲は心をわくわくうきうきさせてくれるし
短調の曲でもじめじめしていません。
暗闇の中でも出口がみえる、という感じが
するところが共通した特徴でしょうか。
目下、お気に入りはアルド・チッコリーニ氏のCD。
この中に録音されているのは13曲。
1曲目のハ長調L.5は軽快で楽しい曲。
速いパッセージがとても魅力的。
これも弾いてみたいなあと思います。
2曲目のニ短調L.413は有名な曲。
スカルラッティ自身の命名ではありませんが
「田園」という通称で親しまれています。
しっとりとしたメロディーが印象的。
3曲目はニ長調L.14
左と右、3度の追いかけっこが楽しい曲です。
そして4曲目も一番演奏されることが多いホ長調。
(チッコリーニ氏2008・3・22のアンコール曲)
スカルラッティのソナタの中でも大傑作です。
いや~、何度聴いても感動です。
5曲目はロ短調L.33
スカルラッティの中では珍しい対位法的な作品です。
上に引き上げられていく感じで素敵な曲。
6曲目はイ長調L.41
変化に富んだ楽しい曲。
7曲はニ短調L.58
旋律と伴奏のリズムが踊りを思わせる曲です。
古典舞踏の感じに近いかもしれません。
8曲目はト長調L.103
流麗なメロディーが美しい曲。
9曲目はハ長調L.104
「狩」の通称で親しまれています。
軽快な動き、そしてホルンを思わせる響きがあります。
この曲も大好き。
10曲目はロ短調L263
短調ですが生き生きとした動きで
心を躍動させる力がある曲です。
11曲目はヘ短調L.281
始まりが左右の追いかけっこのようで
はっと惹きつけられます。
面白い形式でスカルラッティらしさが現れています。
12曲目はト長調L.288
これもハッとさせる始まりです。
ト長調らしい伸びやかな曲。
13曲目はニ短調L.366
軽やかで細かい動きが印象的。
切ないメロディーも見え隠れするのだけれど
重くならないところがスカルラッティですね。
スカルラッティのソナタはとても数が多いので
CDや演奏を聴いて気に入ったものから弾いてみても
よいかもしれませんね。
多彩なチッコリーニ氏のスカルラッティ、
超特選盤です。
ドメニコ・スカルラッティ。
長調の曲は心をわくわくうきうきさせてくれるし
短調の曲でもじめじめしていません。
暗闇の中でも出口がみえる、という感じが
するところが共通した特徴でしょうか。
目下、お気に入りはアルド・チッコリーニ氏のCD。
この中に録音されているのは13曲。
1曲目のハ長調L.5は軽快で楽しい曲。
速いパッセージがとても魅力的。
これも弾いてみたいなあと思います。
2曲目のニ短調L.413は有名な曲。
スカルラッティ自身の命名ではありませんが
「田園」という通称で親しまれています。
しっとりとしたメロディーが印象的。
3曲目はニ長調L.14
左と右、3度の追いかけっこが楽しい曲です。
そして4曲目も一番演奏されることが多いホ長調。
(チッコリーニ氏2008・3・22のアンコール曲)
スカルラッティのソナタの中でも大傑作です。
いや~、何度聴いても感動です。
5曲目はロ短調L.33
スカルラッティの中では珍しい対位法的な作品です。
上に引き上げられていく感じで素敵な曲。
6曲目はイ長調L.41
変化に富んだ楽しい曲。
7曲はニ短調L.58
旋律と伴奏のリズムが踊りを思わせる曲です。
古典舞踏の感じに近いかもしれません。
8曲目はト長調L.103
流麗なメロディーが美しい曲。
9曲目はハ長調L.104
「狩」の通称で親しまれています。
軽快な動き、そしてホルンを思わせる響きがあります。
この曲も大好き。
10曲目はロ短調L263
短調ですが生き生きとした動きで
心を躍動させる力がある曲です。
11曲目はヘ短調L.281
始まりが左右の追いかけっこのようで
はっと惹きつけられます。
面白い形式でスカルラッティらしさが現れています。
12曲目はト長調L.288
これもハッとさせる始まりです。
ト長調らしい伸びやかな曲。
13曲目はニ短調L.366
軽やかで細かい動きが印象的。
切ないメロディーも見え隠れするのだけれど
重くならないところがスカルラッティですね。
スカルラッティのソナタはとても数が多いので
CDや演奏を聴いて気に入ったものから弾いてみても
よいかもしれませんね。
多彩なチッコリーニ氏のスカルラッティ、
超特選盤です。