ベートーヴェンソナタ第8番♪ [CD♪]
今日はベートーヴェンのピアノソナタ第8番ハ短調。
1798年の作品です。
ベートーヴェン自ら「悲愴」と名づけた作品。
ハ短調はベートーヴェンの中で激しい熱、そして強い思いを
感じるようです。
第1楽章は重々しい序奏がとても斬新なソナタ形式。
そして何かがほとばしるような激しいテーマが始まります。
序奏は展開部やコーダの前にも再現されます。
第2楽章は変イ長調で3部形式の緩徐楽章。
カンタービレの美しい楽章です。
田園風景を垣間見るような穏やかな旋律は
燃えた心を落ち着かせ、癒してくれます。
第3楽章はロンド形式。
不安や焦燥感にかられたロンドのテーマ、
優しさや激しさが変化して現れます。
激しい情熱を感じる楽章。
演奏はチッコリーニ氏で。
柔と剛を併せ持つ氏ならではの構築となっています。
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