1950年のリパッティ♪ [CD♪]
数ヶ月待って海外からお取り寄せしたCD
「Dinu Lipatti・1950」
巷で噂になっていたアンセルメ指揮スイスロマンドとの
「シューマンのピアノ協奏曲」(1950.2.22・ジュネーヴにて録音)
これがぜひ聴きたかったのです。
なかなか入手できず諦めかけていたところで手に入って嬉しいです!
バッハのパルティータ第1番(1950.7.9)
モーツアルトのソナタ イ短調(1950.7.10)
こちらはロンドンでの録音です。
どの曲もリパティが愛したもの。
全ての音が生きています。
今日はシューマンの協奏曲を。
私が今までリパッティのピアノ協奏曲で愛聴していたものは
カラヤン指揮フィルハーモニアのものでした。
指揮者も個性が違い、オーケストラも相当に差がありますが
こちらの協奏曲は全体的に温かくまろやかな印象です。
リパッティはとにかくすごい。
以前の録音も圧巻でしたがこちらもすごい。
技巧的な部分や聴かせる部分はもちろんですが
現実を超えているような宇宙的境地から
演奏されているような神聖さを感じます。
リパッティはその時を予感していたのでしょうか・・・。
感動と心に温かいものを伝えてくれる演奏。
リパッティのシューマンにはやっぱり泣かされてしまいます。
こんばんは。
このCDはまったく知りませんでした、、、、
びっくりしました。
どのようにして取り寄せられたんですか???
とても素晴らしい演奏のようで、羨ましく思います。
アンセルメとスイスロマンドということはリストと一緒ですね。他にも録音とかしていないんでしょうか??レパートリー表によるとまだまだレパートリーは広かった(あんなに若くして亡くなったというのに!)ようですから、このような隠れた録音(特にライブとか)がどんどん出てきて欲しいですね。
もっともっとリパッティの演奏に触れて、リパッティを良く知りたい、、、、
そんな気持ちです。
by Lipatti (2006-12-09 23:01)
こんばんは。コメントありがとうございます。
このCDは今ならHMVで注文が可能ですよ。
アンセルメと共演したものは私もリストしか聴いていませんが
実際には他にも一緒にやっているのかもしれませんね。
カラヤンとやったものとは味わいが違うのでぜひ聴いてみてください。
リパッティの録音は機材の欠陥のため発売に至らなかった一連の
レコーディングがあったり病気のためもあって少ないのですが
リパッティが曲の準備にとても時間をかけることも理由の一つかもしれません。
それでもその時代のピアニストとしては録音が多かったとも言われています。
どれだけ期待されていたかが分かりますよね。
放送録音やライヴ録音ならどこかに眠っているかもしれません。
リパッティのレパートリーにあって録音が残っていないもので
聴いてみたい曲がたくさんありますよね・・・。
by fujika-piano (2006-12-10 23:31)