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1950年のリパッティ♪ [CD♪]

今日はリパッティの演奏が聴きたくなりました。


選んだのはシューマンのピアノ協奏曲。
アンセルメ指揮のスイス・ロマンド管弦楽団です。


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リパッティの弾いたシューマンのピアノ協奏曲では
カラヤン指揮フィルハーモニアで1948年録音のものが
一番聴かれているものだと思います。

これは1950年の2月の録音。
亡くなる約10ヶ月前のものです。

ひとつひとつの音に命が与えられ
全ての音に意味があること、
そして流れができていること。

それを実感させてくれます。

音楽との一体感、一致。

1948年の録音も大好きですが
その2年後のシューマンには
さらなる音楽的な感動と重みがあります。


ピアノから伝わってくる音楽の大きな力。

その音の輝きに

生命の輝きに

何度聴いてもやっぱり感動します。

あれこれ難しいことを考えなくても
リパッティの生涯を追わなくても

リパッティの音楽には生があります。

命の輝き。
瞬間の燃焼力。
音楽への愛。


それに感動するのですよね。
何度聴いても涙がでてくる感動。


苦しい時にどれだけリパッティの音楽になぐさめられたことでしょう。
つらいときにどれほど勇気付けられたか。
悲しいときに救われて希望をもらったか。

でも、それは・・・
リパッティの生涯に思いを重ね、考えていうのでもなく
感傷的にとらえているわけでもなく
ど~ん!と飛び込んでくるもの。
それにいろいろなものをもらっているのです。
こんなに音からダイレクトに伝わってくる演奏は
なかなかありません。


私にとってリパッティの演奏は生きる希望を
与えてくれるものだなあと改めて感じました。


私も演奏で愛と希望を伝えられるようになりたい。
そう強く思います。
タグ:リパッティ
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