演奏会の感想、そして・・・♪

近頃はいろいろなところで聴きに行った演奏会についての
日記をみることが増えました。

感想と評論の違い・・・

それは専門性と客観性にあるんでしょうね。
好みでなくても素晴らしさを認めることができること。
（もちろんどれか一つを選ぶとなるとどんな人でも
最後には好みになるでしょうけれど）

どこがどうなっていてどうすごいか？
それを明確に知っていている人でないと
本来は評論はできないはず。

私もピアノのことなら分かります。
でもそれ以外はピアノほどわかりません。
音楽に関して、ということは何の楽器であれわかりますけれど
他の楽器の特性をそこまで細かく熟知していないから
それに関してわかったように言う権利はないわけです。
最近はにわか評論家さんがやたら多いですけど・・・。

私が演奏会の感想を書くときに注意していることは
言葉が過剰になりすぎないこと。
そして一つの方向からみた批判にならないこと。
よくないと感じたときにこそ冷静に客観的に、が大切かな。
読んでくれた人に不快感を与えたら申し訳ないですから。

私は評論家じゃないので「よい」と思ったときや
自分のためになったとき以外はあまり書きませんが・・・。

最近はネット社会で感想もblogや日記で氾濫しています。
演奏会に行く時には先入観をもたない方がいいですね。
感想は、そう感じた人もいる、くらいにしておくのが懸命かも。

以前、よい聴き手を育てるということも音大の役割の一部、
ということをききました。
聴いているようで聴いていない人は専門でやっていても案外多いもの。
当然知るレヴェルによって聴き方にも差がでてくるわけです。
私もよい耳を育てていきたいなあと思います。

どんな演奏会にしても

自分の耳で聴いて
自分の心で感じること

とても大事だなあって思います。