ラ・カンパネラ♪ [CD♪]
リストの「ラ・カンパネラ」
これはパガニーニのヴァイオリン協奏曲第2番の第3楽章を
ピアノ用に編曲したもの。
元々のヴァイオリン協奏曲はロ短調ですがリストは
黒鍵を多用する嬰ト短調にしてピアノの演奏効果をあげています。
「ラ・カンパネラ」はリストのパガニーニ・エチュードの
3曲目にあたります。
「ラ・カンパネラ」というタイトルはリストがつけたもの。
世界で一番むずかしい曲、といわれることもあるらしいけれど
技巧でいえばもっとむずかしい曲はたくさんあります。
でもやっぱりむずかしい。
何がむずかしいって・・・
鐘の音、でしょう。
さまざまな色を帯び変化する微妙なニュアンス。
そういう鐘の音色が聴こえてこないと
カンパネラにならない気がします。
この鐘の音は演奏する人の心の声かもしれませんね。
何を感じて
何を伝えたくて弾いているのか?
この曲はとてもダイレクトにその人の思いが
伝わってくるようです。
私が気に入っているのはボレットのカンパネラ。
繊細でとても美しいです。
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