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ナポリ♪ [CD♪]

青空を感じていたい!

突然、思い立って久しぶりにプーランクの「ナポリ」を弾いた。

この曲はプーランクがイタリア旅行に行ったときの印象を元にして
作曲したもの。

Ⅰ 舟歌
Ⅱ 夜想曲
Ⅲ イタリア奇想曲

という三つの曲からなっています。

プーランクは天性のメロディー作家。
この三つの形式はプーランクのよさを充分に活かせるもの。

舟歌は不思議な和音の響きだけど心地良く揺られている感じがします。

夜想曲もゆったりと美しいのだけれどプーランクらしい軽妙さが。

イタリア奇想曲はとにかく楽しい!
次々と思いが飛び込んできて一緒にいろいろな風景をみている
気分になります。

初めて「ナポリ」を聴いたのはジャック・フェヴリエの演奏。
その時にトリコになってしまいました。

その後、某コンセルバトワールのディプロマ主任だった先生に
プライベートでレッスンを習っていた時。
この曲をみてもらって・・・思い切ってきいてみました。
「あの~、オーディションでこの曲を弾きたいんですけど」
「『ナゼルの夜』の方がむずかしいよ」
すかさずこんなお答えをいただいたのでした・・・。
え? 予想していない答えに言葉がない私。
む・・・むずかしい曲を選べということ?
技巧を聴かせる曲じゃないとオーディションで私は無理ということかしら・・・。
う~ん・・・。
それとは別にプーランク。夜想曲も即興曲も全部やったらいいよ、と
アドバイスをいただきましたが。

さらにその数ヵ月後、他の先生にもみていただく機会が。
「レパートリーとしてもっているのはいいわよ。おもしろい曲だから。
でも、オーディションには不向きかな」
その時に勧められたのはドビュッシーでしたけど。

華やかで難しく聴かせどころもある「ナポリ」
より自由に聴かせる場にふさわしいような気がするのは
曲の持つ開放感なのかもしれません。

プーランクといえばまず名前があがるフェヴリエ。
幼なじみでもあった二人は一緒に演奏もする機会があったそう。
プーランクの即興曲第6番はフェヴリエに捧げられています。

フェヴリエはやっぱりプーランクの演奏がすごい。
パリッとした音色がプーランクにあうのかな。

このCDタイトルは「プーランク/ナゼルの夜~ピアノ名曲選~」
その「ナゼルの夜」は抜粋で入っています。
他に入っているのは即興曲が数曲と「主題と変奏」
これもおもしろい曲ですね。


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