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模倣から生まれるもの [Musique♪]

「模倣しなさい。模倣しながらも自身を保持して
いられるということは、語るべきものを
持っているからである」

ラヴェルが生徒に語った言葉として
エレーヌ・ジュルダン=モランジュが伝えています。


ラヴェルはいろいろな作曲家の作風を
まねるのが得意でした。
ボロディン風にもおもしろいですが
シャブリエ風にという曲ではさらに手がこんでいて
グノーがシャブリエをパラフレーズしたらどうなるか、
ということでグノーのファウストの一節を使い
二重のパラフレーズとなっています。


「クープランの墓」ではフランスの作曲家クープランに
敬意を表して古典組曲の作風で作られています。
でもこの曲はクープランに似せて作られたものではなく
ラヴェル独自のものでオリジナリティあふれる作品と
なっています。


模倣しなさい。
それでも自分を保持できるということは
語るべきものをもっているからである。

「・・・風に」も「クープランの墓」も
ラヴェルの考えを知ることができる1曲です。

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