前奏曲嬰ハ短調作品3-2♪ [CD♪]
ラフマニノフの前奏曲・作品3-2を。
ピアノのための五つの小作品の中の2番目が
前奏曲です。
音楽院を卒業した1892年頃の作品。
クレムリンの鐘にインスピレーションを得て作曲されたといわれ
通称「鐘」とも呼ばれています。
5曲の中でも飛びぬけてこの曲が有名になってしまいましたが
鐘の響きと哀愁を帯びながらも情熱をかきたてるメロディー、
初めて聴いたときから強い印象を残す曲なので
それも致し方ないのかもしれません。
ラフマニノフの前奏曲の中でももっとも有名なもののひとつ。
前奏曲作品23の10曲、そして作品32の13曲と一緒に
24曲の前奏曲として演奏されることもありますね。
前奏曲嬰ハ短調。
最初はレント。
荘厳な鐘の音が響き渡ります。
微妙に色彩を変えながら
中間部がアジタート。
3連符でせきたてるように動いていきます。
そして再び鐘の響きが戻ってきたときには
さらに大きな広がりがあり感動的。
やがて遠くなっていき鐘の音は静かに消えていきます。
今日はラフマニノフの自作自演で・・・。
やはり流れが美しいです。
テンポの中のゆらぎってこういうことをいうんだなあと
改めて感じました。
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