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ノアンにおけるショパン♪ [Impressions de recital ♪]

イヴ・アンリ氏のピアノで「ノアンにおけるショパン」を
聴いてきました。
場所は国立楽器のコンサートフロア。

イヴ・アンリ氏はパリ音楽院で和声法の教授、
パリ市立音楽院でピアノの教授をされているそうです。
フランスにおけるショパンの音楽祭の芸術監督や
ワルシャワ・ショパン協会の理事に就任するなど
ショパンのスペシャリストとしてご活躍。
またプレイエルを使ったマスタークラスが世界で
評判をよんでいるピアニストです。

今回はコンサート・レクテュールといって
音楽と朗読がその世界を作り出す演奏会です。


プログラムはもちろんオール・ショパン。

マズルカ 作品41-2
マズルカ 作品41-1
ソナタ 第2番 作品35
ノクターン 作品48-1
バラード 第4番 作品52

~pause~

ノクターン 作品55-2
ソナタ 第3番 作品58
バルカローレ 作品60
マズルカ 作品63


ショパンの言葉や人々とのつながりが語られてあまり
創作時期や経緯に詳しくない方も情景を
想像できて楽しめたのではないでしょうか。

ノアンにいく直前に作られたマズルカ作品41-2、
ほかはすべてノアンで作曲された作品です。


大曲ぞろいの充実したプログラムでした。
2番、3番のソナタはそれ1曲だけでそのプログラムの
メインなのに2曲同時に聴けるなんて!
バラード4番もバルカローレも頂点にくる大作、
さすがショパンのスペシャリストです。

お話のときにも舞台上にずっといるのに
10分の休憩だけで弾きこなすのは離れ業。
繊細な音色をお楽しみいただくために
空調を切らせていただきます、とアナウンスが
ありましたが・・・蒸し暑かったです。
プログラムでパタパタ扇いでいる人も多く
?な結果になってしまいましたが。
でも一番暑かったのは舞台上のアンリ氏でしょう。
スポットライトを浴びて冷房なしですもん。
女性ならドレスでいいですけどスーツでは・・・。
集中力をもたせるのが大変だったことと思います。


この日のピアノはベーゼンドルファーでした。
てっきりプレイエルで演奏するものと思っていたので
ちょっと驚き。
多くの人を虜にしたアンリ氏のあの魅力的なピアニッシモ。
せっかくのショパンプログラムですからショパンの
愛したプレイエルで聴きたかったなあと思います。

歌い方、和声の響き方や残し方など興味深かったです。
ピアノが違うときの奏法などいろいろ勉強になりました。

ちなみにアンコールは英雄ポロネーズ。
あのプログラムの後にアンコールで
英雄ポロネーズ・・・すごいですね。
これは聴くことができてとてもうれしかったです。

ショパンをまた深く感じた一日でした。
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