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藤原由紀乃ピアノリサイタル♪ [Impressions de recital ♪]

東京文化会館でおこなわれた藤原由紀乃さんのリサイタル
「シューベルトの夕べ」を聴いてきました。

プログラムはオールシューベルトプログラム。

♪楽興の時 D780
♪ソナタ第21番 変ロ長調 D960

この曲目をきいたときむずかしいプログラムだなあと
感じました。
どちらも自分で勉強したことがあるものですが
この曲の真価は分かりにくい気がします。

シューベルトは天性のメロディー作家。
美しいメロディーはいっぱいあるけれどソナタなどでは
長くて形になりにくい作品が多いように思います。
きれいに破綻なく弾くだけでは何も伝わってこないから
美しいので、とか好きだからというだけではなく
よほど明確な「何か」がないと弾いていても聴いていても
集中できない曲。

大曲よりは即興曲のような小品の方がそのよさが十二分に
表れる作曲家だなあと思っていたので・・・
そういうシューベルトの作品(特にソナタ)をどう聴かせてくれるのか?
そんな思いをもって聴きにいきました。

やはり小品の方にシューベルトのよさが表れているなあと
しみじみ思いました
前半の「楽興の時」はそれぞれの曲でシューベルトらしさが光ります。
後半のソナタはやはりむずかしいなあと。
もちろん技術的にというのではなく・・・
なんていうのでしょうね。
迷宮に入ってしまう感じがします。

いろいろ考えさせられる演奏会でした。

今度は解放されるプログラムのときにぜひ聴きたいです。

ピアノはベーゼンドルファーでした。
私の聴いた位置によるのかもしれませんが
音響的に今ひとつだったのが残念です。


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