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夢弦旅行♪ [Impressions de recital ♪]

水戸芸術館でおこなわれた演奏会
「ちょっとお昼にクラシック」に行ってきました。

この演奏会は市内の中学生を対象とした芸術鑑賞プログラムと
同じものが聴ける気軽な一時間ほどの演奏会。

今回はピアノ四重奏
ヴァイオリンが久保陽子さん
ヴァイオリン・ヴィオラが中村静香さん
チェロが堀了介さん
ピアノが弘中孝さん

                ~プログラム~
ドホナーニ     セレナード ハ長調 作品10より第1楽章
ヴュータン     無伴奏ヴィオラのためのカプリッチョ
サン=サーンス  <動物の謝肉祭>より『白鳥』
ヴィラ=ロボス   交響詩<クレオニコスの難破>より『黒鳥の歌』
ドビュッシー    前奏曲集より 『花火』
バルトーク     2つのヴァイオリンのための44の二重奏曲Sz98より
           <バグパイプ><アラビアの歌><蚊の踊り>
           <トランシルヴァニアの踊り>
パガニーニ     パイジェッロの<水車小屋の娘>の『うつろな心』による
           序奏と変奏曲
ブラームス     ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 作品25より第4楽章 

ドホナーニ、バルトーク、そしてブラームスのピアノ四重奏曲・終楽章のもつ
傾向、と考えると旅行のメインはハンガリーなのかな?なんて思ったけれど
弦の名産地クレモナやパガニーニもイタリアですもんね。
ドビュッシーやサン=サーンスはフランス、ブラームスはドイツ。
ヴュータンはベルギー、ヴィラ=ロボスはブラジルです。

ドホナーニのこの作品は初めて聴きました。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロで演奏会の始まりにふさわしい元気な曲です。
次のヴュータンも初めてですがなかなかおもしろい曲。
チェロといえばリクエストに「白鳥」があがることも多いのではないかな。
ヴィラ=ロボスの「黒鳥」との対比はプログラムとしてもおもしろかったです。

ドビュッシーの「花火」の時「ラ・マルセイエーズ」の旋律を先に弾いてくださり
このフレーズがこんな風にでてくるんですよという解説があったので
初めて聴く人は発見する気分も味わえたのでは?
花火に合わせた数種類のライトがきれいでした。 

バルトークは特徴がよく分かるので風景がみえる感じがしますね。

パガニーニはすごかった!
一つのヴァイオリンで弾いているとは思えない様々な音色に
ホールの空気がどんどん変わりましたもん。
パガニーニの曲は人を熱狂させる何かがありますね。
いつもはにこやかな久保さんの表情が違うのがまた印象的でした。

最後のブラームスは大好きな作品。
この曲はあるフレーズで必ず涙がでてくるほど感動的なんです。
いろいろなことも想い返されて・・・
久しぶりに全楽章聴きたくなってしまいました。

楽しかったね、というお客様の声がたくさんきかれた終了後のロビー。
いろいろな曲が楽しめた演奏会だったと思います。


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